QBC-HDRとは 仕組みについて詳しく解説

技術解説

QBC-HDRとは

クアッドベイヤーを利用した、ハードウェアHDR技術の1つです。

関連:クアッドベイヤーとは

同じ色の4つの隣接する画素のうち、対角にある合計2つの画素を1つのグループとして考えます。1つのグループは長時間露光、もう一つのグループは短時間露光で撮影します。下の図で示す明るい画素が長時間露光、暗い画素が長時間露光となります。

こうすることによって、単一露光で異なる露出の2枚の画像が得られます。そして得られた異なる露出の2枚の画像を合成することによって、小さいイメージセンサーでも比較的広いダイナミックレンジで撮影することができます。長時間露光によって得られた明るい画像から暗部を、短時間露光によって得られた暗めの画像の明部をそれぞれ抽出し、合成します。実際やっている計算は少し違うかもしれませんが、2種類の露光画像を合成すると言う方法だと思って間違いなさそうです。

こちらより引用

上の画像は、SonyのDOL-HDR( Digital Overlap High Dynamic Range)についての解説画像から引用しました。2つの画像を得る方法は違いますが、異なる露出を合成して広いダイナミックレンジを得ると言う点においては、イメージしやすいかと思います。

関連:DOL-HDRとは 仕組みについて詳しく解説

個人的な見解ですが、クアッドベイヤーセンサーで最も費用対効果が高い使用方法が、このQBC-HDRなのではないかと思います。

しかしQBC-HDR搭載スマートフォンってほとんどありません。

こちらの記事によると、

这个技术曾经短暂地在部分手机上应用过,但是很快因为效果不佳也退出了市场。

訳:この技術は一部の携帯電話で一時的に使用されましたが、結果が悪かったため、すぐに市場から撤退しました。

と言う内容のことが書かれています。

何か欠点があるのかもしれませんが、Mavic Air2のHDR動画を見る限り、結果が悪かったたどころか、大変素晴らしいものだと思います。1/2インチセンサーで撮られた4K映像とは思えないほどのダイナミックレンジで描写されています。

使用可能なイメージセンサー

IMX586

QBC-HDRかどうかはわかりませんが、HONOR View20で搭載されているかもしれません。

それにしても、QBC-HDR搭載スマートフォンって本当に見かけませんね。

MavicAir2の4K30Fps-HDRモードでは多分QBC-HDRが採用されています。

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参考

筆者お勧めのカメラ強化スマホ
Xiaomi Mi10 Ultra

Xiaomi Mi10 Ultraのメインカメラに搭載されているイメージセンサーOV48Cには、たくさんのダイナミックレンジ拡大技術が搭載されています。
また、センサーサイズも1/1.32インチと、スマートフォンの中ではトップクラスの大きさです。
さらに望遠カメラとして使用されるペリスコープでさえ、1/2インチのimx586が搭載されています。

OnePlus 8Pro

オートフォーカスに有利な2x2OCLを搭載し、1/1.43インチの大型センサーimx689をメインカメラに搭載。
さらに超広角カメラでさえも1/2インチのimx586を搭載しています。

Huawei P40 Pro 5G

Sonyと共同開発された1/1.33インチRYYBセンサーimx700を搭載

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